カフェで味わえる「ガレット」とは?|大牟田のスイーツカフェ【プランツ】

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カフェで味わえる「ガレット」とは?お菓子から食事まで様々な応用が効くガレットをご紹介!

「ガレット」というものをご存知ですか? あまり聞きなれない、という人もまだまだ多いのではないでしょうか。
ガレットとはフランス北西部の郷土料理で、食事として食べるものとお菓子として食べるものがあります。日本においては、主にお菓子として食べられている「ガレット・ブルトンヌ」を指す場合が多いようです。
今回は、食事であり焼き菓子でもある「ガレット」について、その特徴を解説します。

1.「ガレット」ってそもそも何なの? ルーツはフランスにある

近年、カフェなどで取り扱われることが増えている「ガレット」。食べたことがある人はいますか?日本ではまだまだ認知が進んでいないお料理です。

 

ガレットとは、フランス北西部、ブルターニュ地方の郷土料理です。ガレット、という言葉はフランス語で「円く薄いもの」という意味があります。ガレットはその名の通り、生地を薄く伸ばして円くした上で焼いたもので、料理として出される際には、4辺を折りたたむことで正方形に仕上げることが多いのが特徴です。生地をお菓子として食べる場合と、生地にチーズやハムや卵などを乗せて食事として食べる場合があります。

 

特徴としては、原材料にそば粉が用いられているということが挙げられます。なぜそば粉なのかといえば、ブルターニュ地方は海に面し雨が多く、乾燥した気候に適した小麦の栽培に向いていない地域です。また、蕎麦の栽培は無税で、国からも推奨されていたということもあり、小麦よりも遥かに育てやすい作物だったというのがその理由とされます。

 

また、蕎麦は短い周期で繰り返し栽培・収穫が可能なため、コストパフォーマンスの高い作物であったことも大きく影響しています。さらにいえば、蕎麦はポリフェノールも多く栄養価も高いので、身体にも優しい作物です。ガレットは庶民を中心に郷土料理として広まった歴史があるので、まさにさまざまな面で「庶民の味方」だったのです。

 

2.ガレットとクレープの関連性とは?

ガレットとよく比較されるのは、日本でもおなじみの「クレープ」。実はクレープは、このガレットをルーツとして生まれた、フランス生まれのスイーツであることを知っていますか?

 

クレープは、日本では主に手持ちで食べ、フルーツやクリームをふんだんに使った、ちょっと豪華なお菓子という側面が強いです。一方、フランスでは非常にシンプルで、つけるのはジャムや砂糖のみ、また、日本と違ってフォークとナイフを使って食べられています。

 

ガレットとクレープがよく比較されるのは、こうしたフランスでの食べられ方も大きく影響しています。ガレットも基本的には皿に乗せられて提供され、フォークとナイフを使って食べられるのが一般的だからです。

 

また、ガレットとクレープの大きな違いとして、「クレープはお菓子、ガレットは食事」という点が挙げられるかもしれません。これはある意味では正しいのですが、それはあくまでも一般的なイメージの話。より厳密にいえば、ハムやチーズ、野菜などが乗せられた食事に近いクレープもありますし、生地自体が甘く仕上げられたお菓子に近いガレットも存在しています。

 

2-1.ガレットとクレープの決定的な違いは原材料

ガレットとクレープの最大の違いは、原材料です。クレープは一般的なスイーツと同じように「小麦粉」で作られているのに対して、ガレットは先ほども説明した通り、「そば粉」が使われています。

 

ガレットの生地の原料は、そば粉と、水と、塩のみ。しかし、そば粉のみの生地は破れやすく、薄くしっかり焼くのは至難の業です。薄くしっかり焼ける職人は腕がよく、さらにそば粉100%のガレットはグルテンフリーなので身体によく、結果的に高品質なガレットとなるのです。

 

地域によっては、10%〜30%を小麦粉にし、牛乳も混ぜ込むことで、厚くモチモチした食感に仕上げているガレットもあります。小麦粉には伸展性があるため、このほうが伸ばしやすく破れにくいのです。食感も、かなり硬くザクザクした印象のあるそば粉100%のものよりも、柔らかく食べやすいです。しかし、小麦粉を使うのでグルテンフリーとはなりません。

 

3.日本では「ガレット・ブルトンヌ」もガレットと呼ぶ

近年ではカフェを中心に、日本でもそば粉を用いたガレットが食べられるお店が増えました。蕎麦の名産で知られる長野県を筆頭に、蕎麦の新たな価値を創出するために、ガレットを焼く職人も増えています。日本のカフェで食べられるガレットの多くはフランス現地と同じように、野菜やチーズやハム、卵を載せた食事としてのガレットです。

 

しかし日本の場合では、こうしたクレープのような形態のガレットではなく、厚手の小さなクッキーである「ガレット・ブルトンヌ」も「ガレット」と呼ぶ傾向にあります。ギフト用にパッケージされた焼き菓子という意味でのガレットという場合は、ほぼこのクッキータイプのガレット・ブルトンヌを指します。

 

 

4.まとめ

以上、フランス生まれの「ガレット」について、その特徴や歴史、クレープとの違いなども含めて一通り解説しました。日本のカフェでは食事タイプのガレットを扱う店が増えており、また、ガレット・ブルトンヌも一般に多く出回っています。

 

大牟田市の洋菓子店&スイーツカフェのPatisserie plantes(パティスリープランツ)では、キッズスペースやテラス席もあるカフェがあり、そこで食事タイプのガレットが頂けるほか、ギフト用にガレット・ブルトンヌも買うことができます。日本においてガレットを味わうなら、クッキータイプも、食事タイプもどちらも食べてみたいですよね。
その他、ケーキやマドレーヌなど定番のスイーツも多く揃えています。大牟田市内や柳川・荒尾・玉名にお住まいのお客様で、ガレットを食べるなら、ぜひ一度ご来店ください。