2019/11/06
フルーツタルトは自分で作ると失敗する？ 気になるタルトのコツ
フルーツタルトの生地はサクサクで、上に載っているフルーツの甘みやジューシーさを引き立ててくれます。ケーキの中でもタルトが大好きというタルトファンの方は非常に多いです。しかし、自分で作ろうと思うとなかなか難しいのがタルト生地です。今回はそんなタルト作りのコツをご紹介します。またタルトの歴史についてもまとめてみました。
1.気になるタルトの歴史
同じケーキでもタルトは形状も味も一味違いますが、どういう歴史があるのでしょうか。タルトは大昔、古代ローマの時代に作られた歴史の古い洋菓子です。タルトは一般的にパイ生地ではなく、タルト生地そのものを焼いている洋菓子です。タルトはフランスの伝統的なお菓子として有名です。
2.タルトの生地は難しい
タルトを作るときに最初に奮闘するのがタルト生地です。タルトのよくある失敗としては、タルト生地を入れていた型から外した瞬間に崩れ落ちてしまう、生地がスカスカでおいしくない、生地がつながっておらず、ケーキとして成り立っていない、生地の厚さが不均等、生焼け……といった失敗があります。
どうしてタルトはとてもおいしいのに、このように失敗してしまうのでしょうか。フルーツタルトはベースの生地がとても大切です。そのため、材料からしっかりとこだわる必要があります。まずは生地がしっかりと混ざるためにバターを柔らかくしておく必要があります。しかも、バターはできるだけ常温でゆっくり溶かすことで、口どけがとても滑らかになります。卵も一緒に常温で使うことによって、バターとうまく混ざり合います。また粉末材料はまとめてふるうのではなく、別々でふるうことで、生地が均一になっておいしく焼き上がります。
このような細かい点を意識することで、おいしいフルーツタルト生地を作れます。プロのパティシエは計量からはじまって、それぞれの材料の最適な比率を把握していますので、サクサクでしっかり火が通ったタルト生地を作れるのです。
3.タルトのフルーツはツヤが大事
いちごにリンゴ、洋ナシといった、実にさまざまなフルーツがタルトの材料として使われます。タルトの香ばしい生地というのはさまざまなフルーツとの相性がよいものです。そんなフルーツタルトのフルーツですが、ナパージュを使うことで、タルト独特の美しさとおいしさを一層引き出せます。
3-1.ナパージュとは
ナパージュとは、フルーツを覆うゼリー状の部分です。ナパージュはただツヤを出すためだけに、フルーツをコーティングしているわけではありません。ナパージュでフルーツをコーティングすることで、フルーツが乾燥してパサパサになってしまうことを防げます。そのおかげで、フルーツ本来のジューシーな味も楽しめます。
またタルトにフルーツを乗せる際に、そのままフルーツを盛り付けてしまっても、形はどんどん崩れていってしまいます。形状を維持する役割もナパージュは果たしているのです。美しさとおいしさをキープするためにも、タルトにはナパージュの技術は欠かせないと言えるでしょう。
そんなナパージュはゼラチンで作れます。ナパージュは粗熱を取ってから、フルーツを覆ってあげることで作れます。ただし、生クリームを使うときには注意しましょう。生クリームにナパージュを使いますと、生クリーム本来の濃厚な風味が失われて、形も変わってしまいます。ナパージュはフルーツにだけをコーティングすることが重要なポイントです。フルーツタルトを作るときは、ぜひともナパージュの存在を忘れないように、活用していましょう。
4.パティスリープランツのおすすめタルト
フルーツの味わいと、タルト生地のサクサク感を味わえるのがフルーツタルトです。そんなおいしいフルーツタルトを「Patisserie plantes（パティスリープランツ）」でも作っています。旬でフルーティーな、季節のフルーツを使ったタルトです。フルーツに合わせたデザインで、見た目も味も満足できるパティシエこだわりのフルーツタルトとなっております。
フルーツタルトはシーズンやサイズによって見た目も違ってきますので、注文の際は、ぜひお気軽にスタッフにどんなデザインか、どんなフルーツを使うのかお問い合わせください。その季節にしか味わえない絶品のフルーツタルトを作ってお待ちしております。
5.まとめ
フルーツタルトは、今では世界中で愛されるお菓子です。
福岡県大牟田市の洋菓子店「Patisserie plantes（パティスリープランツ）」では、そんなフルーツタルトを見た目も味も満足していただけるものを、自信を持って提供しております。ぜひ一度ご賞味ください。