いちごはケーキを彩る魔法の一品!? いちごの効能とケーキとの相性について

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いちごはケーキを彩る魔法の一品!? いちごの効能とケーキとの相性について

 

ケーキや製菓で使われる果物の代名詞とも呼べるいちご。ケーキ屋さんに行けば、いちごを使ったケーキはたくさんありますが、旬を迎えるのは冬から春に向けての季節です。甘くて美味しいのはもちろんですが、いちごには体に嬉しいさまざまな効能も兼ね揃えています。今回は、このいちごの効能やその種類、そしてケーキとしての利用方法についてお話します。

 

1.いちごが体に与える効能

いちごに含まれる栄養素には、私たちの身体器官の機能をサポートしてくれる効能がいくつもあります。ここでは特に、有用とされる効果について紹介します。

 

1-1.風邪予防と免疫力の向上

いちごの中に多く含まれるビタミン群には抗酸化作用があり、体の免疫力を高める作用があります。また、1日あたり5個から10個のいちごを食べると、1日に必要なビタミンCが補えるくらいの栄養価が備わっています。

 

1-2.美肌効果と顔のむくみを解消する効果

いちごの中に含まれる「カリウム」は、体の中にある余分な塩分を排出する効果があります。それにより、体にたまる老廃物を搾り取ることができます。また、このカリウムは海藻類にも多く含まれるのですが、調理する際に加熱すると溶け出してしまい、本来含まれているカリウムをしっかりと摂取できません。その点、生のままでも食べることのできるいちごは、カリウムをあますことなく取り入れることができます。

 

1-3.視力回復、虫歯予防効果

いちごには「アントシアニン」と呼ばれる成分が含まれていて、これは視力回復や眼精疲労の改善に効果がある成分です。また、「キシリトール」と呼ばれる成分も含まれており、こちらは虫歯などの体内微生物の繁殖を抑制する働きがあります。

 

2.いちごの種類とケーキへの活用法

日本で品種登録されているいちごの種類はなんと200種類を超えていて、品種改良などを経て、新種のいちごはさらに増え続けています。そんなたくさんあるいちごの中でも特に人気で、市場で多くの人に愛されている物をご紹介します。

 

2-1. あまおう

2005年に福岡県で登録されたいちごで、名前の由来は「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字を取って名付けられています。

 

あまおうの大きな特徴としてあげられるのは、その「大きさ」です。一粒あたりの平均40~50gで、その大きな実に甘みが凝縮されたような真っ赤な色味が印象的です。見た目通り果汁も多く、果肉が硬めでその大きさから、一粒一粒がとても食べ応えがあります。ケーキとして使う際は味が濃いため、シンプルなショートケーキなどに好んで使われます。

 

2-2. ひのしずく

ひのしずくは、熊本県で生まれたいちごで、たくさんの量が一度に取れないため、県内での出荷しか基本的に行っておらず、あまり広くは普及していません。しかしその味は折り紙つきで、全国の有名なケーキ屋さんで、はひのしずくしか使わないお店もあるくらいです。あまおうと同じ大粒で果汁がたっぷり詰まっていることが特徴です。違いとしてはあまおうより硬さがなく、口どけがいいので、タルトやムースなどの中に入れる用法がケーキとしてとてもマッチしています。

 

2-3. やよいひめ

やよいひめは、群馬県で生まれたいちごで、名前は3月の旧暦の「弥生」から来ています。一粒平均20g前後と、大粒の分類に入り、真っ赤な色味が特徴的です。酸味がほどよく、パクパク食べられることから、いちごをたくさん使ったケーキでは好んで使われます。

 

2-4. 紅ほっぺ

静岡県生まれの紅ほっぺは、2002年に品種登録されたいちごです。甘味と酸味のバランスが絶妙で、それぞれの旨味をうまく調和した味が印象的です。イチゴの甘酸っぱさを存分に感じたい方にオススメのいちごです。果肉はやや硬めで、しっかりとした食感のあるのも特徴の一つです。

 

3.いちごの使い方色々

製菓やケーキとしていちごを取り入れる際の利用方法ですが、実に多種多様です。ここではケーキや製菓のなかで、特に用いられることの多い調理方法を紹介します。

 

3-1.水洗いしてそのまま

もっとも簡単かつ一般的な使い方は、水洗いをしてそのまま食べる方法です。いちごの素材の味がもっとも出る食べ方です。ショートケーキやいちごのロールケーキなどはケーキの中や上にそのまま乗せるだけなので、いちごの味や品質に自信のある店舗は、この使い方を好む印象です。

 

3-2.ペースト状にしてムースに

グラニュー糖や生クリームと一緒にミキサーにかけて、混ぜ合わせたあとに冷やして固めます。調合材料や分量で味や状態が変化するので、ふんわりさせたり固めに作ったり用途によって状態を調節して仕上げたりする必要があり、実は奥の深い調理方法でもあります。

 

3-3.鍋で煮てジャムに

はちみつやレモンなど甘み成分を濃縮させる作用をもつ食材と一緒にいちごを煮て、ジャム状にする調理方法です。用途はさまざまで、いちご風味の製菓やトッピングとして使うことができます。

 

4.まとめ

いちごとケーキは昔から切っても切れない関係にあります。日本が世界でもっともいちごの年間消費量が多い原因のひとつに、いちごケーキが日本人に愛され続けていることにあります。フルーツ単体としてもケーキのトッピングとしてもしっかりとした立ち位置が確立されているのは、いちごの果肉の味が私たちの心を掴んで離さないからでしょう。

私たち「Patisserie plantes(パティスリープランツ)」は、地元九州の素材を大切にしています。卵や小麦粉といったケーキの基本となる材料からそこに加えるフルーツまでのほとんどを地元福岡産、もしくは九州産の素材を使って、最高のケーキを提供しています。いちごも福岡産のあまおうをはじめとした魅力的な品種を厳選して使用しており、お客様が求めるいちごケーキを常に考え、日々ケーキ作りに勤しんでいます。ぜひ一度、お気軽にお立ち寄りくださいませ。