2019/12/08
手土産にも最適! ロールケーキにはどんなバリエーションがあるの?
ロールケーキは数ある洋菓子の中でもベーシックなケーキの一つです。ロールケーキのバリエーションは非常に豊かで、シンプルなものからふんだんにフルーツを使った豪奢なものまで、多種多様なロールケーキがありあます。今回はそんなロールケーキについてご紹介します。
1. ロールケーキとは
「ロールケーキ」とは、四角く薄く焼いたスポンジケーキの上にクリームを薄く塗り、巻き寿司の要領で端から巻いて作られたケーキのことです。基本的なロールケーキは、しっとりとした食感のプレーン味のスポンジとホイップされた生クリームだけで作られており、そのシンプルさゆえに幅広い年齢層の方に親しまれています。食べる際は、円柱状のケーキを好きな厚みに切り分けますが、その切断面がきれいな渦巻き状をしていて見た目にも楽しいケーキです。
クリスマスに食べられる「ブッシュ・ド・ノエル」もロールケーキの一種です。凝った見た目に反して、その作り方は意外なほど簡単です。切り分けていない円柱状のロールケーキをクリスマス(ブッシュ)の丸太(ノエル)に見立てます。表面をココアクリームなどで覆って樹皮を模したら完成です。
また、近年コンビニエンスストアーで販売されている人気のロールケーキの中には、渦巻き状に巻かないものもあります。輪っかにしたスポンジの内側にクリームを充填するという方法で作られており、生クリームを大きく主張したロールケーキといえます。このように、シンプルなロールケーキは、店によってさまざまな差別化が図られ工夫がされています。
2. 多種多様なロールケーキのバリエーション
前述したように、ロールケーキはスポンジ生地・クリーム・中身のバランスや材料を工夫することによってバリエーションが豊富に開発されています。ここではその一部をご紹介します。
2-1. スポンジ生地には豊富な色柄がある
ロールケーキに使われるスポンジは、巻いたときに破れないようしっとりとした口当たりのものが一般的です。基本は黄色味がかったプレーン味ですが、それ以外にも抹茶やココア、コーヒーといった食材が広く使われています。抹茶なら緑色、ココアやコーヒーなら茶色、他にもピンクや黄色といったように、混ぜる食材によって、さまざまな色そして味わいが表現できます。さらに、複数の生地を混ぜることで、ストライプやアニマル柄といった個性的な模様を表現したスポンジ生地もあります。
2-2. ロールケーキに使われるクリームは生クリームだけではない
ロールケーキに使われているクリームといえば、生クリームが定番です。しかしながら、スポンジ生地同様にチョコレートや抹茶を練りこんで味や香り、色に変化を付けたものもあります。ホイップクリーム以外にも、バタークリームやカスタードクリームが使われることもあります。
クリームの代わりにジャムを使うこともあり、スポンジ生地とジャムだけの素朴なロールケーキをイギリスでは「スイスロール」、アメリカでは「ゼリーロール」と呼びます。
2-3. 中身もバリエーション豊か
最もシンプルなロールケーキでは、中に入っているのは生クリームのみです。生クリームのみのロールケーキは生クリームの口当たりや味わい、そして素材の良さやパティシエの技術の高さをダイレクトに感じることができます。一方で、フルーツを入れたものは断面が色鮮やかで、ジューシーな果実感が口の中でアクセントになって広がるロールケーキとなります。他にも、砕いたナッツで食感を楽しませるもの、小豆を入れて和風にしたものなどがあります。
2-4. トッピング
素朴な見た目のロールケーキは、トッピングを加えることで印象がガラリと変化します。粉砂糖をまぶしたものは上品に、クリームを塗ったものはボリューム感を主張できます。また、ナッツやチョコレートをランダムにトッピングすれば、表情豊かな見た目になります。
3.おいしいロールケーキのポイントは地産地消
生クリームのみのシンプルなロールケーキは味に誤魔化しが効かず、それだけそのお店が自信を持って作っている証拠です。スポンジ生地も含めて比較的少ない材料で作ることができるロールケーキは、素材の良さが味を大きく左右します。したがって、おいしい商品を見分けるポイントの一つに「地産地消の材料を使っていること」が挙げられます。
地元で作ったものを地元で消費することを地産地消といいます。地域で採れた食材を使ったロールケーキは旬のおいしさだけでなく、材料の鮮度が高く栄養価も落ちていません。生産者が明確ですから安心して口にすることができます。その土地で親しまれている食材を使っているのも、地産地消ロールケーキの特徴でしょう。
4.ロールケーキは手土産にも最適
ロールケーキは手土産としても最適なケーキです。多くのロールケーキが通常のホールケーキに比べて安価なことも、気取らず持参できておすすめです。上品で万人受けするシンプルなロールケーキも、フルーツをふんだんに使った華やかなロールケーキも、どちらも手土産として好評です。
ロールケーキは何人分にも切り分けられるというメリットがありますが、裏返せばホストに切り分けの手間が生じるというデメリットになります。そんなときは、近年人気が高まっている「ロールケーキタワー」がおすすめです。ロールケーキタワーとは、小ぶりで色とりどりのロールケーキをタワー状に積み上げたものです。これなら切り分ける手間がない上に、写真映えも期待できます。
5.まとめ
今回は、さまざまなロールケーキについてご紹介しました。大牟田市の洋菓子店&スイーツカフェ「Patisserie plantes(パティスリープランツ)」では、地元大牟田産の生クリームを配合したロールケーキ「たまごロール」を販売しております。香料などを一切使用していないスポンジ生地は、卵の香りと味を存分に楽しめる一品です。
店内にはイートインスペースやテラス席だけでなくキッズスペースも設けており、ゆっくりできる空間作りを心掛けています。大牟田市内や柳川・荒尾・玉名にお住まいのお客様、おいしいロールケーキを食べたいという方はぜひ、どうぞお気軽にお越しください。